2011年4月25日月曜日

許すな! 差別・排外主義



外国人排斥を叫び、差別・排外を煽る「運動」が拡がっている。
人々の内心に潜む劣情を刺激しながら
闇と絶望と憎悪を増殖させるグロテスクな情動を、見逃してはならない。
それは、格差・競争・不公正をよしとするこの社会の土壌で育まれ、はびこるから。
今こそ、その根っこを断つときだ。
生きる権利に国境はない。
一切の排除・排外・排斥を許さず、連帯して立ち上がろう!
私たちの仲間に手を出すな!

NO ! レイシズム
STOP ! 排外主義

●差別・排外主義に反対する連絡会の軌跡

 在特会や主権回復を目指す会など、いわゆる「行動する保守」を標榜する差別・排外主義勢力の跳躍跋扈に対してどういった行動が求められているのか、どういったネットワークが形成できるのか。関西に比べて立ち後れている首都圏の私たちは、2010年の始め頃から議論を積み重ねてきました。
 7月19日には「半公開」ながらも、現場の当事者や問題提起者を招いた初めての集会を開催し、同月30日と12月4日には継続したディスカッションを開催、同じ4日には在特会のデモが行われる渋谷で初めての街頭宣伝活動を行ってきました。
 一方では、在特会の攻撃や妨害が予告あるいは想定される行動・催し物への防衛活動に参加してきました。3・1韓国独立運動記念集会、高校無償化即時適用を求める行動、8月の反靖国キャンドルデモ、反靖国行動、韓国併合百周年を問う新宿デモや日韓共同宣言集会、女性国際戦犯法廷などへの防衛・警備活動、朝鮮大学に対する在特会のデモをにらんだ警備活動、あるいは、彼らがターゲットにしている池袋や秋葉原、上野、川口などの商店街への警戒活動や当事者との交流活動にも積極的に取り組んできました。
 こうした議論と行動を積み重ねながら、メンバーの問題意識・視点の強化と様々な人々との交流・信頼関係作りを進め、連絡会を形成してきています

●私たちの目指すもの
・在特会などに見られる差別・排外主義勢力を社会的に包囲し、日本社会への浸透・拡大を阻止していく。
・彼らから嫌がらせ、攻撃を受けている当事者の意思、立場を最大限尊重し、防衛闘争に参加しつつ、交流・連帯・連携を深め信頼関係を構築する。
・彼らの考え方、意図、歴史認識を批判的に分析し、あるいは情報を交換し、行動に有機的に結びつける。
・差別・排外主義に反対する市民、労働者、学生、文化人、ジャーナリスト、活動家など多くの人々に呼びかけ、幅広い共同行動、ネットワークを形成する。

●目標を達成するための手段・媒体
・分かりやすいリーフレットの作成
・ニュースの定期発行
・資料集の随時発行
・彼らの蛮行を分かりやすく記録した映像の製作
・メーリングリストの充実
・集会やデモ、防衛闘争など大衆的な行動の展開
・継続したディスカッションの開催